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映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観たよ

【俺たちは家族だ そうだろ?】


ボヘミアン・ラプソディ 公式サイト

中学生のころ。英語の先生が一週間に一曲洋楽を選曲して、歌詞と対訳とともに聴かせてくれていて、そこでQUEENに出会った。曲は「Killer Queen」だった。好きだなぁと思って地元の小さなレンタルショップでCDを1枚借りて聴いてみたらどこかで聴いた曲に溢れていた。
そのCDは日本企画のベスト盤である「JEWELS」だったので、まぁ知っている曲ばかりでも不思議ではなかったのだけれど、繰り返し繰り返し、今でも聴いている1枚になった。
というか、ベストとは言え16曲も入っているのにほとんど聴いたことあるって凄すぎない!?と今さらながら驚いてみたりする。

さて、そのくらいの知識しかないけれど「Bohemian Rhapsody」とても楽しみに観に行きました。劇伴としての音楽だけを切り取ると、「いやもっと聴かせてよ!?!?!?」と思ったんだけど、帰宅してからヘビロテしてるのでそういう戦略だったのかな笑
栄光の中にいる人が孤独というのはフィクションでも現実でも聞く話ではあるけれど、QUEENのフロントマンとしてのフレディの孤独をとても上手く描いていたとおもう(ファンの方のツイートを拝見すると時系列やらが動いているところもあるようだけれど、わたしは知らなくて口出しできないので脚色として置いておきます)
そしてQUEENキャストの4人があまりにも生き写しじゃない……?その生き写しキャストの熱演というか、好演というか、とにかく素晴らしすぎる演技がたまらなかった……4人それぞれの距離感や言葉にできない感情が瞳や仕草に表れていたと思う。あまりにも自然……信頼しているからこそのやりとりなんだろうな〜〜って感じました。
「家族だからそばにいる」「家族だから喧嘩する」「家族だから仲直りする」っていうのに説得力があった。キャストたちもいい関係なんだろうと思ったし(プロモーション来日時のパネル芸最高だった)、QUEENも実際こうだったのかなぁ、って思いました。詳しく知らないけど知りたいなと思えた映画だった。ので、当時のことを教えてくれているツイートなんかをずっと読んでます。
それでもやっぱり45歳は早いよフレディ……途中からずっとずびずび泣いてた。

QUEENだけじゃあなくて、「世代」ではないのに曲を知っているのはすごいなと常々思う。ROCK IS "NOT" DEADだよ。
音楽で世界は変えられるし、音楽で人生も変わる。
わたしはたくさん音楽に救われてきたし、これからもきっと救われるんだと思う。作っている人たちもそうなのかもしれないなって改めて感じた映画だった。
普通に映画としても音楽映画としても、伝記映画としても素晴らしかったなぁ。ぜひみんな観てみてほしい。

2018.11.22.