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ゲキシネ「髑髏城の七人 season花」を観たよ

【髑髏城で待っている!】


ゲキシネ「髑髏城の七人 season花」公式サイト

2011年のワカドクロから6年、ステアラでの通年公演が発表されたのでとても楽しみにしていました。いやいや6年ワカドクロ拗らせているのに?1年に4本も新作でるの?むりじゃない?などと焦っていたら現地には行けませんでした花。というわけでLVで観た以来でした。

前述したけどワカドクロを拗らせていて、当時は小栗が森山未來早乙女太一に食われ気味だなぁと思っていたのだけれど、花の小栗は素晴らしい!ひとりで真ん中にしっかりと立っていて、立派に主演を張っていた。ワカドクロは3人で主演という感があったので。
6年経って小栗自身の年齢も上がったし、それに合わせて蘭兵衛に山本耕史、天魔王に成河とふたりの年齢も上がっているので3人ともが修羅場を潜り抜けてきたんだという凄みがあった。
今回いちばん印象に残った台詞は蘭の「あの世へ行くにも、あの人はひとり早駆けで行ってしまわれた」だなぁ。蘭はずっと生きていることを後悔しているんだな……と思った。でも殿に死ぬな生きろと言われたから死ねないんだよな……つらいよね蘭ちゃん……。
そして天は天でずっとそんな蘭が羨ましかったんだよな。殿の最期を看取ったのは自分というところで蘭にマウントを取っているの胸が痛くなった。
天は殿の寵愛を受けていた蘭のことが羨ましくて、蘭は殿の最期を看取った天のことが羨ましい。この対になったふたりを見守る捨、という構図が正三角形になっていてとても良かった〜!!

ワカドクロを拗らせたわたしが小栗捨の花ドクロを見ると、プロトタイプのワカドクロとそれを経た三人ドクロのスタンダードという感じがした。このあとの鳥風月のベースになるものだなって。贋鉄斎が新太さんなところもそうだな〜って思った。
M1の決勝とかもそうなんだけど、最初に出るものってそのあとの基準になるじゃないですか(例えがおかしい?笑)だからこのあと続演がある花ってめちゃくちゃ難しかったと思うんだよね、それをこうやって三人の「髑髏城の七人」です!!と観せられたことに圧倒されたなぁ。このあとの鳥風月のゲキシネも円盤も楽しみです。

2019.04.03.