世界が終わる日が休日ならいいな

好きなものを好きなときに好きなだけ

映画「犬王」を観たよ

【俺たちはここにある!】


未來氏とアヴちゃんの歌が心ゆくまで聴ける幸せ……!フェス映画って仰ってたのも納得です。
とにかく作画が鬼・音楽が素晴らしい・面白かった〜!犬王の「呪いによって異形になった自分の身体を自分のものに取り戻す」のはどろろオマージュかなと思いました。原作未読ですが……。
We Will Rock YouBohemian Rhapsodyのオマージュがあったのもブチ上げポイントです。
二回目はタイミングよく日本語字幕付き上映だったのでオーコメも聴きながらだったんですけど、このオーコメ本当に無料でいいんですか!?!?!?というきもちになるくらい盛りだくさんでした。作画裏話とか歌唱裏話とかもあったりしてめちゃくちゃ面白かった……!アヴちゃん未來氏も驚いてるエピソードがあったのがおもろかった笑
二回目なので、あ〜この台詞が、とか、この表現が、とか思えるのが楽しかった……なんだか久し振りに純粋にリピートの楽しさを感じた気がします。オーコメで補完も入ったし。犬王も友魚も、なんというか運命が絡み合って、文献には残らずとも魂が未来に向かうのかなと感じた二回目でした。
しかしオーコメ普通に面白すぎて、映画では笑うシーンじゃないのにめちゃくちゃ笑いそうになったりするのが大変でしたw
あと、犬王は「かわいそう」に育てられたんじゃないのが分かって嬉しかったよ……!犬王がまだ名もない頃に比叡座の人に服作ってもらってたり、あと最後の舞台の前に兄たちが犬王すごいやん!って言ってくれてるのめちゃ好きなんよ ちゃんと愛を知って育ったんだよなぁ。両親からの愛はなかったけど……。
三回目では前回オーコメ聞いたぶん、胸がキュッとするタイミングが増えて何度観ても面白い……と深く頷いてしまった。「友魚は魂の形を視ているから最初は犬王の形がわからない」に泣けた。そして三回目にして柄本兄をやっと認識しながら聞けた笑
五回目に観たときは「名前」が気になった。両親にとっては友魚、覚一座の面々にとっては友一、そして犬王にとっては友有。
友魚はいわば真名じゃないですか。だからパパは友魚じゃないと見付けられなくて、犬王は友有じゃないと見付けられなくて六百年も探してしまう。それぞれの名前に意味があって、そしてそれは全部友魚で。コミュニティによってキャラが変わるみたいだなぁとも感じた。
定一さまが、友有を認めた上で友一に戻るよう言い聞かせるのも愛情を感じるんよ~谷一がいちばん近かったのは友魚かなと思うけど、谷一こそ三つの名前すべてを慈しんでくれたのかな。友魚が「兄者」って呼んでるのも愛情を感じて好きです。
それはそれとして谷一が死ぬところ、オーコメで未來氏が「後藤さーん!!」て叫んでたの面白すぎたwww
あと「私たちはここにある!」、「在る」じゃなくて「有る」なのどんな意味があるんだろう。存在するという意味ではやっぱり「在る」のほうが強いと思うので……そういえば友有座の面々の名札が映るの初めて気が付いたw 全員「○有」って名前だった(のは分かったけどそれ以上は分からんかった)

応援上映でも一度観ました。公式が配信してたハリセン使ってたけど途中からかったるくなって普通に拍手してた!
どの曲も楽しかったけどやっぱりなにより鯨のドンドンパンをできたのが嬉しかった~!Queen好きなので!!
竜中将あたりからなんだかずっと泣けてしかたなかったんですけど、業子の金持ったバンギャムーブ改めて面白かった。金があれば好きなバンドのライブを主催できる……金を持ったバンギャは強い……。
犬王は友有のことを大事に思うからすべてを捨てたし、友有は犬王のことが大事だからこそすべてを捨てられなかったんだよなぁ、というところが なんかもう つらくて……ううっ……!
わたしはそもそも「二者間にある強い感情」を感じる物語が好きなので、犬王と友有が出逢って、時間をともにして、別れて再会するまでの希望や高揚、絶望と喜びが本当に大好き!
未來氏が声優もできるのは知ってたけどアヴちゃんがこれだけお芝居できるとは……!でびっくりでした。お芝居も歌もできるふたりが犬王と友有になってくれて本当に嬉しいです。特殊上映は観に行けなかったけど、何度か映画館で観られてよかった!いい映画でした!!


関西凱旋舞台挨拶も当選してたし最前ドセンだったのでした!最高!