噂は聞いたことがあったのですが、今回ご縁がありまして観劇できることとなりました。
普段は劇場公演、今年はzoom配信でされている、って感じかな？今回も基本はzoom配信、少人数は劇場（設定上はスタジオ）で観劇、という形態でした。
タイトルの通り、主人公である「男」の人生の選択を観客の投票で決めるというお芝居でした。感覚としてはノベルゲーに近いかも。
さて、今回の岩本やすあき×尾本祐菜ペア。
キャラクターのお芝居しか観たことなかったので、純粋に新鮮だったな。とてもチャーミングで愛らしいペアでした。
初日と2日目でそもそも最初の選択肢が違うものだったので、まるっきり違うお芝居を観た感覚です。
コメディの、広義でのハッピーエンドで終わった初日と、シリアスなバッドエンドで終わった2日目。個人的には2日目のほうが好きだったな〜！理由はいろいろあるけど、やはりコメディは難しい。というのは大きい。朗読劇であるぶん、目はどうしても台本を追う。慣れていないとテンポがズレる。その一瞬のズレがどうしてもコメディに合わなかったりする。楽しかったし面白かったけど、コメディはテンポが命なので惜しかったなぁ。
シリアスではテンポが悪くてもいいのか、と言うとそれはまったけ違うんですけど、2日目が好きなのはわたしがメリバ好きなのもありますね……完全なる好みです……。
アフトでも触れられていましたが、やすあきくんの、水を飲む喉の音が秀逸すぎてすごかったです笑。あとふたりの闇堕ち芝居は良かったですね、ぞっとしたな。「女」が縋った方向、あーーーって身につまされてしまった。
ここのところのzoom演劇や、演劇の配信、良くも悪くも思うことはたくさんあって、それでもわたしは演劇は劇場で観たいというきもちをこの半年で強くしてしまった。配信だとスルーしてしまうことが多い。
基準は緩和されたけれどまだまだ予断を許さない状況だし、早く平和な日々に戻ることを願うばかりです。
2020.09.29.
2020.10.02.
この公演も「選択型演劇」でしたね。
