【人生は巡る 車輪のように】
BALBOLABOさんは昨年秋の「恋する宇宙に人類は」以来の観劇です。感想記事がない。しまった。
脚本も上手かったのですけど、ニクいなー！と思ったのは何よりその演出！
大道具がパイプ椅子たったの七脚というシンプルさ、なのにあらゆるものが舞台上に存在していた。すごい。観客の想像力を信頼した演出だわ。ジェットコースターの演出で感動して思わずちょっと泣いた。演劇とは発想。はーたまらん。
小道具もタオルで手帳、携帯、いろんなものを見せていたの本当にすごい。他に登場したのは文庫本・カードケース・スキットル・シャンパングラスくらい……？あ、あとメガネとサングラスか。圧巻！
脚本上、全員が何役も演じていたけれどそれも小道具と役者たちのお芝居で観せ分けているのも震えたなぁ。
「恋する宇宙に〜」で森崎さんのお芝居に感激していたので今回これだけ演じ分けしているのを観られたのはとても嬉しかったです。芝居がうめぇ〜！！
さてそんな脚本も、全員の過去がすべて伏線になり帰結していく様は鳥肌が立った。伏線が張り巡らされた脚本大好きなんですよ……中盤で明かされるのも好きだけど終盤にすべてを怒涛の展開で明かす脚本特に好きで……（このへん悪霊シリーズの影響だな）
内容もバラエティに富んでいたし、話それぞれが全体の緩急にもなっていたリズム感が凄かった。小ネタもちょこちょこ挟まれていて、なのに集中力が分散せず、1時間50分飽きずに楽しめた。面白かったな〜！！
小さな行いはいつか誰かの救いになる。今はつらい日々が続いているけれど、毎日をちょっと頑張ってみようかなと思えました。
あ、パンフに「瓶で斬ってる」くだりが書いてありましたが、ほんとに斬ってるように見えてまたそれも面白かったです笑。
2020.08.28. 19:00【A】
2020.08.29. 12:00【B】
HEP HALLのオンライン配信も観てたよ
