世界が終わる日が休日ならいいな

好きなものを好きなときに好きなだけ

映画「ベイビーわるきゅーれ」を観たよ

【これはただの日常 特別なことじゃない】

f:id:lg_mami:20210914122211j:plain
結論から言うと大傑作でした!!
気になっていたら流れてくる評判がよく、やっと観に行けたのですが最高オブ最高オブ最高だった〜!今年ナンバーワンかもしれない。
「普通」の女子高生が「普通」に殺し屋のお仕事をしているだけ。というあくまで「日常の話」なのがとても好きでした。
「高校を卒業したら寮を出なければならない。部屋の手配はこちらでしたけれど他の契約は自分たちでやって。社会経験のためにバイトをすること」っていう設定も面白かったな。
「そういうのが嫌だから殺し屋やってるのに」というコミュ障のまひろも可愛いし、すぐクビになるけどすぐバイトを見付けてくるちさとも可愛い。
「こういう子、いるよね」って納得するくらいにふたりの人物造形に突飛さがない。ほんとーに「どこにでもいる普通の子の本業が殺し屋」っていう映画なかったよねぇ。
殺し屋稼業が「日常」だから部屋のいろんなところに銃が隠してあるのも面白いし、「ちょっと銃貸して!」って拳銃を小さい鞄に放り込んじゃうのも面白かった。
バイト先のメイドカフェの休憩室でコンビニのサンドイッチを出したら苦学生の先輩に「コンビニのサンドイッチって高くない!?」って驚かれるのリアル〜!高いおにぎり買ってるの驚かれるのもリアル〜!!
殺し屋のお給料がいくらあるかは分からないけど、さらっと「お金に困ったことないんで」って言うのもよかったな。
アクションも最高だった!ちさとの髙石あかりちゃんはキメステの禰󠄀豆子っていうのは知ってたんですけど、まひろの伊澤彩織ちゃんはまさかの現役スタントウーマンだとか。「ある用務員」でのアクションも上手いはずですよ……!
ちさととまひろの関係性も良かった。凸凹だけど仲が良くて、喧嘩してもちゃんと謝れるしお礼も言えるし、ふたりでいると居心地がよくて安心するんだろうな、っていうのが見て取れた。
「ある用務員」のスピンオフ作品、って聞いてたから「でもこのふたりも死んじゃうんだよな……」と終盤はド鬱な気分で観ていたのですが、そうじゃないって記事を読んでめちゃくちゃ喜びました。ふたりの日常はこれからも続いていくんだね。よかったよ〜!
オーシャンズ8」とか、あぁいうカッコイイ女の映画を観たような充実感がありました。劇場で観たいし円盤もほし〜!!